医療安全に資する医療情報システム検討に関する合同委員会
医療安全に資する医療情報システム検討に関する合同委員会
(医療の質・安全学会と日本医療情報学会との合同委員会)
医療情報システムに求められる機能の一つとして、医療安全への貢献が挙げられます。
一部の医療機関が医療情報システムをカスタマイズして医療安全機能を導入していますが、多くの医療機関は導入費用などの問題でその機能を導入することができません。
また、医療安全機能を導入したとしても、実際に医療安全の向上に資するためには、院内運用の整備や職員教育が欠かせません。
医療安全の向上につながる医療情報システムの機能はどのようなものか、また、その機能を発揮するためにはどのような運用が必要か、明らかにしていくためには、医療安全の専門家と医療情報の専門家が協働していく必要があります。
そこで、一般社団法人 医療の質・安全学会と一般社団法人 日本医療情報学会は、2021年度に医療安全に資する医療情報システム検討に関する合同ワーキングを設置しました。(2022年度から合同委員会)
1.目的
医療情報システムの工夫により効果的に防止できる医療安全上の課題を特定し、その課題解決に向けてシステムに求めるべき機能を検討する。
2.組織
医療の質・安全学会と日本医療情報学会から20名程度の委員を選任する。
薬剤師、看護師、医師など、医療安全のテーマに応じて、両学会の会員以外の委員も選任する。
3.活動内容
・Web会議を中心としたディスカッション
医療情報システム機能が寄与できる可能性のあるインシデントの分析と類型化
各医療機関の医療情報システムの機能把握
医療情報システムが持つべき機能の検討
検討した機能の標準機能としての普及に向けた取り組み(JAHIS等の関係団体と協議)
・医療の質・安全学会、医療情報学連合大会での合同シンポジウムや共同企画の開催
・Web会議を中心としたディスカッション
医療情報システム機能が寄与できる可能性のあるインシデントの分析と類型化
各医療機関の医療情報システムの機能把握
医療情報システムが持つべき機能の検討
検討した機能の標準機能としての普及に向けた取り組み(JAHIS等の関係団体と協議)
・医療の質・安全学会、医療情報学連合大会での合同シンポジウムや共同企画の開催
4.これまでの活動
1)本委員会は、厚生労働科研「医療安全に資する病院情報システムの機能を普及させるための施策に関する研究」
2018年度~2020年度(代表者:松村泰志)の内容を引き継ぎ、議論を進めてきた。
研究班で取り組んできた内容は以下。
・画像診断レポートの見落とし防止機能
・薬剤に関するインシデントの類型化と病院情報システムが持つべき機能の検討
・処方時のアラート現状とアラート疲労対策に関する調査
・画像診断レポートの見落とし防止機能
・薬剤に関するインシデントの類型化と病院情報システムが持つべき機能の検討
・処方時のアラート現状とアラート疲労対策に関する調査
2)2024年度は厚生労働科研「医療安全に資する医療情報の拡充に関する研究」(代表者:滝沢牧子)と連携し、
国が進める医療DXにおいて、「電子カルテ情報共有サービス」で3文書6情報の共有が進められる中で、
薬剤アレルギーおよび食物アレルギー等の情報の取扱いについて以下の議論を進めた。
・薬剤禁忌情報、アレルギー情報、の定義に関して、現場の医療機関の実態に合わせた区分に見直していただくように、
国が進める医療DXにおいて、「電子カルテ情報共有サービス」で3文書6情報の共有が進められる中で、
薬剤アレルギーおよび食物アレルギー等の情報の取扱いについて以下の議論を進めた。
・薬剤禁忌情報、アレルギー情報、の定義に関して、現場の医療機関の実態に合わせた区分に見直していただくように、
健康・医療・介護情報利活用検討会 医療等情報利活用ワーキンググループ宛てに、両学会合同の要望書を提出した。
その後、同WGにより区分は、「薬剤アレルギー等情報」および「食物アレルギー等情報」に再整理された。
・薬剤および食物のアレルギー等情報を複数医療機関で共有することを前提にした場合に、どのような情報をどのように入力、
出力されることが望ましいか、議論を行い、手引きにまとめた。
その内容は「電子カルテ情報共有サービスの導入に関するシステムベンダ向け技術解説書Ver1.2.0」に反映された。
その後、同WGにより区分は、「薬剤アレルギー等情報」および「食物アレルギー等情報」に再整理された。
・薬剤および食物のアレルギー等情報を複数医療機関で共有することを前提にした場合に、どのような情報をどのように入力、
出力されることが望ましいか、議論を行い、手引きにまとめた。
その内容は「電子カルテ情報共有サービスの導入に関するシステムベンダ向け技術解説書Ver1.2.0」に反映された。
3)学術集会企画シンポジウム
<日本医療情報学会>
・2021年度 第41回 医療情報学連合大会(第22回日本医療情報学会学術大会)名古屋
シンポジウム7 「医療安全に資する病院情報システムとは」
・2022年度 第42回医療情報学連合大会(第23回日本医療情報学会学術大会)北海道
共同企画12 「電子カルテ上のアラートの在り方を考える~アラート疲労とその対策~」
・2023年度 第43回 医療情報学連合大会(第24回日本医療情報学会学術大会)神戸
共同企画9 「薬剤禁忌、アレルギー情報の共有と医療安全」
・2024年度 第44回医療情報学連合大会(第25回日本医療情報学会学術大会)福岡
共同企画1 「多施設で医薬品や食物の禁忌・アレルギーを共有する未来 -医療安全に向けて医療情報関係者が果たすべき役割-」
<日本医療情報学会>
・2021年度 第41回 医療情報学連合大会(第22回日本医療情報学会学術大会)名古屋
シンポジウム7 「医療安全に資する病院情報システムとは」
・2022年度 第42回医療情報学連合大会(第23回日本医療情報学会学術大会)北海道
共同企画12 「電子カルテ上のアラートの在り方を考える~アラート疲労とその対策~」
・2023年度 第43回 医療情報学連合大会(第24回日本医療情報学会学術大会)神戸
共同企画9 「薬剤禁忌、アレルギー情報の共有と医療安全」
・2024年度 第44回医療情報学連合大会(第25回日本医療情報学会学術大会)福岡
共同企画1 「多施設で医薬品や食物の禁忌・アレルギーを共有する未来 -医療安全に向けて医療情報関係者が果たすべき役割-」
・2025年度 第45回医療情報学連合大会(第26回日本医療情報学会学術大会)姫路
共同企画 2025年11月14日(金)9:00-11:00
「電子カルテ情報共有サービスで安全に診療情報が共有されるために」
「電子カルテ情報共有サービスで安全に診療情報が共有されるために」
<医療の質・安全学会>
・2022年度 第17回 医療の質・安全学会学術集会 神戸
パネルディスカッション9「電子カルテの処方時アラートを考える~有効かつ適切なアラートとは~」
・2023年度 第18回 医療の質・安全学会学術集会 神戸
シンポジウムS-7 「医療DX時代の電子カルテの処方時アラートのデザインを多職種・多部門で考える」
・2024年度 第19回 医療の質・安全学会学術集会 横浜
シンポジウム2「どうなる?医療DX―医薬品や食品のアレルギー情報を共有する未来ー」・2025年度 第20回 医療の質・安全学会学術集会 京都
パネルディスカッション22「はじまる!医療DX-持続可能な医療と医療安全の実現に向けてー」
委員会名簿(2025年度)
■医療の質・安全学会
| 氏名 | 所属機関 |
| 松村 泰志 | 国立病院機構大阪医療センター |
| ○ 滝沢 牧子 | 埼玉医科大学総合医療センター 医療安全管理学 |
| 名越 究 | 島根大学医学部環境保健医学講座 |
| 中村 京太 | 横浜市立大学附属市民総合医療センター 医療の質・安全管理部 |
| 北村 温美 | 大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部 |
| 中山 典幸 | 群馬大学医学部附属病院 薬剤部 |
| 舟越 亮寛 | 亀田総合病院 薬剤部 |
○委員長
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